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子供の鼻水・鼻づまり

鼻水吸引器について鼻水吸引器について

小さなお子さんが慢性副鼻腔炎をもっていたり、風邪をひくたびに中耳炎を起こしたりして、家庭用の鼻水吸引器の購入を検討していらっしゃる親御さんも多いと思います。ここでは、家庭用の鼻水吸引器購入の際や使用時の注意点をお伝えしたいと思います。

鼻水吸引器を購入しようとインターネットなどで調べると、多くメーカー・種類の器具があり価格も1000円程度の安いものから50000円くらいする高いものまで、大いに迷ってしまうのが通常です。家庭用の鼻水吸引器は大きく分けて、

①ママが口で吸うタイプ②電動タイプ、電動のタイプはさらにⓐ据え置きタイプⓑハンディ―タイプに分かれます。

①の口で吸うタイプの鼻水吸引器は、チューブの先を鼻の先に入れ、もう一方を吸って途中のタンクにためる仕組みです。

鼻水吸引器
鼻水吸引器

メリットは、安価なので購入しやすい、持ち運びが便利でどこでも使用できる――など、
デメリットは、吸引力は電動に劣る、直接吸うのでママが病原菌のよる感染を受ける可能性がある、部品を消毒できないものもあり衛生的ではない――などです。

ⓐの据え置きタイプの電動鼻水吸引器は、クリニックにある吸引器を小型化したものです。

メリットは、吸引力が強い(種類によっては吸引力を調節できます)、ママに病原菌が感染しない――など、デメリットは、価格が高い、部品の洗浄に時間がかかる、大きいので持ち運べない――です。

ⓑのハンディータイプの電動鼻水吸引器は、口で吸う代わりに電池を入れて電動で吸う、口で吸うタイプと据え置きタイプの中間のような鼻水吸引器です。

メリットは、ママに病原菌が感染しない、小さく軽いので持ち運びに便利、乾電池で動くのでどこでも使用できる――など、デメリットは、吸引力の調節ができない、吸引力はいまいちで物足りないこともある――などです。

それぞれ、メリット・デメリットがありますが、副鼻腔炎などのような粘り気の強い鼻汁には、口で吸うタイプやハンディータイプの吸引器では吸引力に不足があります。鼻水吸引器の購入を考えるくらい鼻水や鼻づまりでお困りということは粘り気のある鼻汁であることがほとんどで、一番赤ちゃんを楽にさせてあげたい時間帯は夜間なのですから、せっかく購入するなら電動据え置き型も検討されていいかもしれません。

それでは、電動据え置き型の吸引器ならどれでもいいのかというと、①吸引力、②大きさ、④形状――などで注意点があります。

まず、鼻水吸引器を購入する際は、吸引力をきちんと調べることが大切です。

そして、吸引力を調節できるものがいいでしょう。吸引力が弱いと、奥の方の粘った鼻汁を吸い出せません。とはいえ3~4カ月の赤ちゃんにいきなり強い吸引力で使用するのも心配です。そこで、最大の吸引力は強く、強さが調節できるものをおすすめします。

また、収納等を考えてコンパクトを売り物にするタイプの鼻水吸引器もありますが、コンパクトすぎる吸引器はおすすめできません。当然、十分な吸引力を出すには、ある程度の大きさのモーターが必要です。電動据え置きタイプの一番の売りである吸引力が損なわれるのでは、購入するメリットは半減します。

次に、複雑な形の吸引器は、手入れが大変なのでおすすめできません。電動鼻水吸引器は、菌を伴う鼻汁を吸う器具なのですから、清潔な状態を保てることが基本です。そこで、複雑な形をしたものは、衛生面を考えるとおすすめできません。

上手な吸引器の使い方上手な吸引器の使い方

ご家庭でお子さんの鼻水の吸引を行う時のコツを紹介します。

まず、吸引器を使うときのお子さんの姿勢は、幼児の場合には、お子さんと向かい合って座り、片手でお子さんの後頭部を支えて動かないようにして吸引します。2歳くらいでこれではうまくいかない時は、ママが足を投げ出して座ってお子さんの頭を両脚ではさむように寝かせて吸引します。

2歳より下の乳児の場合は、哺乳瓶でミルクを飲ませる時のように抱っこして頭を固定させて吸引します。あるいは、幼児と同じように寝かせてお子さんの頭を両脚ではさんで吸引してもOKです。

鼻水を吸引する時間は決まっているわけではありませんが、鼻水を効率よく吸引できるタイミングはあります。

それは、①お風呂上り、②スチームで鼻を温めた後――です。体が温まっている時が鼻水が排出されやすいときです。ただし、入浴後は鼻水・鼻づまりの症状だけがある時です。高熱があるなど全身状態が悪い場合には、もちろん、入浴はひかえてください。

次に、鼻水吸引のコツは、鼻に入れるノズルで鼻の穴をぴったりふさぐことです。
空気が脇から入ると吸引力が下がり上手に吸引することができません。次に、ノズルを入れて角度や向きを変え、鼻汁がたくさんたまっているポイントを探すのもコツです。

吸引する圧力は、最初は低い圧力からはじめお子さんや鼻汁の状態により徐々に上げていきます。赤ちゃんの鼻粘膜はまだデリケートなうえに炎症が起きて傷つきやすい状態です。くれぐれも吸引することに夢中になって繊細な鼻粘膜を傷つけることのないよう注意してください。

また、粘り気が強くて奥の方にある鼻汁は、クリニックのように上手に吸引できないことがあります。そんなときに鼻汁の粘り気を和らげる応急点鼻薬を耳鼻科で処方してもらうこともいいでしょう。

当院では重曹に生理食塩水をまぜた、鼻水をとりやすくするような点鼻薬を処方し、よりすっきり夜が眠りやすくなるようにサポートをしております。

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